取付工事の概算費用を1分で確認

2026.09.22

業務用エアコンの電気工事|「エアコンだけ替えればいい」とは限りません

「エアコンを1台増やしたいだけなんです」

このご相談をいただいて現地を拝見すると、電気が足りていなくて工事ができない、ということがあります。

驚かれるお客様が多いのですが、珍しい話ではありません。なぜそうなるのか、費用はどのくらいかかるのか、順にお伝えします。

夜間に建物の外壁沿いに設置された業務用エアコンの室外機2台
ガスエアコンから電気エアコンへの更新工事で設置した室外機2台です。

結論:新規増設と能力アップでは、電気工事が必要になることが多いです

同じ能力の機械に入れ替えるだけなら、電気はそのまま使えることがほとんどです。ただし新しく増やす場合と、能力を上げる場合。この2つは電気工事が必要になることがかなりあります。

代表・大津広一の現場ノート

「新規増設、能力アップの場合にはかなりよくあります」
工事の種類電気工事の必要性
同じ能力の機器に入れ替え多くの場合そのまま使えます
新規に増設する必要になることが多い
能力を上げる(馬力アップ)必要になることが多い

エアコン本体の値段が、そのまま工事の総額になるわけではありません。電気の状況によって、総額は大きく変わってきます。

電源増設の費用は5万〜50万円、キュービクル改造なら100万円超

電源を増やす工事は5万円から50万円ほど。ここまでならエアコン工事と同じ日に終わります。ただしキュービクルの改造まで必要になると、100万円を超えて、工期も1〜2日延びます。

代表・大津広一の現場ノート

「5万から50万くらいです。その日にほぼ同時に終われます。キュービクルの改造になると100万を超えますし、日程は1、2日追加になります」
工事の内容費用の目安工期への影響
電源の増設5万円〜50万円ほぼ同日に完了します
キュービクルの改造100万円超1〜2日の追加

なぜ5万円と50万円で10倍も違うのか

配線をどこまで引くか、分電盤に空きがあるか、建物がどうなっているか。この3つで変わります。

状況費用が上がる要因
分電盤に空きがある比較的安く済みます
分電盤に空きがない増設が必要になります
配線距離が長い材料と手間が増えます
天井裏が狭い作業性が落ちます
露出配線ができない隠蔽配線の手間がかかります

現地を見ないと金額が出せないのは、この幅があるからです。電話だけで「いくらですか」と聞かれても、正直にお答えできません。

キュービクルとは

キュービクルとは、電力会社から届く高圧の電気を、建物の中で使える電圧まで下げるための設備のことです。 工場やビルなど、電気をたくさん使う建物の敷地に置かれている、灰色の金属の箱がそれです。

エアコンを増やして電力が足りなくなると、このキュービクルの容量を増やす改造が必要になることがあります。ここまで来ると100万円を超えますし、電力会社との調整も入ってきます。

工事前に確認すべきこと

電気設備、分電盤、電源、ブレーカー。現地でこの4点を見ています。

前面パネルを外して内部の基板や配管が見える屋上の室外機
一宮市の物販店の屋上で、前面パネルを外した室外機の内部です。

代表・大津広一の現場ノート

「あります。電気設備の確認。分電盤の確認。電源、ブレーカー。新規増設の場合には電気工事が必要になります」
確認項目見ていること
電気設備建物全体の受電容量に余裕があるか
分電盤ブレーカーを増設する空きがあるか
電源動力200Vが来ているか、単相か三相か
ブレーカー現在の容量で足りるか

弊社では現地調査のときに、必ずこの4点を確認します。見積もりの段階で電気工事が要るか要らないかをお伝えできるのは、そのためです。

「エアコンだけ替えればいい」と思っていらしたお客様が、電気工事も必要だと分かって驚かれることは実際にあります。

ブレーカーが落ちる原因は、エアコン以外にもあります

冷蔵庫、エレベーター、照明、機械。こういったものが電気容量を使っていれば、エアコンが悪くなくてもブレーカーは落ちます。

代表・大津広一の現場ノート

「もちろんあります。機械、冷蔵庫、エレベーター照明などに電気容量をかなり使っていたら、ブレーカーが落ちます」

よくある誤解

「エアコンをつけるとブレーカーが落ちる」から「エアコンが故障している」。

そう思われるのは自然なのですが、違うことがあります。

建物全体の電気の使用量がもともと上限に近くて、そこにエアコンの起動電流が乗って落ちている。こういうケースです。この場合、エアコンを修理しても直りません。

電気を多く使う設備業種の例
業務用冷蔵庫・冷凍庫飲食店・食品工場
エレベータービル・施設
照明(特に旧式)店舗全般
製造機械工場
厨房機器飲食店

ブレーカーが落ちる場合は、建物全体で電気をどう使っているかから見直す必要があります。

古い建物ほど、電気の全容がつかめません

天井裏が狭くて作業がしにくい。電気容量にどれだけ余裕があるか分からない。何社もの電気工事業者が入っていて、全体を把握している人が誰もいない。古い建物では、この3つが重なります。

代表・大津広一の現場ノート

「天井裏が狭い場合は作業がやりにくい。それから、電気容量の余裕がわからない場合も多いです。色々な電気工事業者が混在してしまっていると、お客様も全容を誰も把握されていないので、どこに何の電線があるとか、どこにどのくらいの電気を使用されているのかがわかりません」

何が起きるか

築年数の経った建物では、増改築のたびに別の業者が電気工事をしていることがあります。

 開業時   A社が配線
   ↓
 増築時   B社が追加配線
   ↓
 改装時   C社が別系統を追加
   ↓
 現在    どこに何の線があるか、誰も分からない

図面が残っていない。あっても現状と違っている。これが実際によくある状態です。

だから現地調査に時間がかかります

こうなると、配線を1本ずつ追いながら容量を確認していくしかありません。見積もりに時間がかかるのは、この作業のためです。

建物の図面が残っていれば、必ずご提示ください。 調査の時間が大幅に短くなります。

エアコン工事は、電気工事士の資格だけでは完結しません

業務用エアコンの工事では、電気の配線だけでなく冷媒配管とドレン配管を扱います。ここは電気工事とは別の領域になります。

代表・大津広一の現場ノート

「電気工事士の資格では業務用エアコンは触れません。電源、照明は電気工事士の資格ですが、エアコンは管工事の資格が必要です。管工事の資格によって、エアコンの電源を付帯工事として触ることが出来ます」

何が違うのか

エアコンの工事は、大きく2つの作業に分かれます。

作業領域
電源工事・照明工事電気工事(電気工事士法の対象)
冷媒配管・ドレン配管の施工管工事

電気工事は、電気工事士法によって資格を持つ人しか行えないと定められています。無資格で行えば法令違反です。

一方の冷媒配管は、電気工事士の資格でカバーされる範囲ではありません。エアコン本体の据付から配管まで含めると、電気工事士の資格だけでは足りない、ということです。

弊社の体制

弊社の代表は1級管工事施工管理技士の資格を保有しております。あわせて電気工事業の登録も行っておりますので、エアコン本体の工事から、それに付帯する電源工事まで、一貫してお引き受けできます。

工事ごとに別の業者を手配していただく必要はありません。

⚠️ お客様ご自身での作業は行わないでください。 業務用エアコンの電源工事は電気工事士法の対象であり、無資格での作業は法令違反になります。冷媒を扱う作業も、フロン排出抑制法の規制を受けます。感電・冷媒の噴出・機器の落下など、事故の危険もあります。

見積もりの段階で電気工事の要否をお伝えします

現地調査のときに電気設備を確認して、電気工事が必要かどうか、いくらかかるかまで見積もりに入れてご提示します。

建物の外壁際の地面に設置された業務用エアコンの室外機
三河地域で天吊形の室内機を追加設置した際の室外機です。

後から「電気工事が必要でした」と追加請求することはありません。

弊社の見積もりに含まれるもの
エアコン本体
標準取付工事
電気工事の要否と費用
既存機の撤去・処分(入れ替えの場合)
搬入に必要な作業(クレーン等)

現場確認と概算のお見積もりは無料です。

愛知・名古屋の業務用エアコンの電気工事のご相談

エアコンを増やしたい、能力を上げたい。そうお考えになったら、電気の状況もあわせて確認させてください。

  • 分電盤に空きがあるか
  • 動力200Vが来ているか
  • 建物全体の容量に余裕があるか
  • キュービクルの改造が必要か

この確認をしないまま機械だけ決めてしまうと、後から金額が変わります。まず現地を拝見させてください。

キュービクルの改造まで必要になると、電力会社との調整も入って日程が読みにくくなります。夏に間に合わせたいのであれば、春のうちにご相談いただくのが確実です。

買い替えとあわせて工事をされる場合は、お使いいただける補助金がないかもお調べします。 今年度の受付が終わっていても、翌年度にあらためて募集される可能性があります。

現地での点検・調査など作業をともなう調査は別途費用をいただきますが、工事をご依頼いただいた場合は工事費に組み込み、別途請求はいたしません。

よくあるご質問

Q1. エアコンを増設すると電気工事も必要になりますか?

新規増設や能力アップの場合、電気工事が必要になることがかなりあります。同じ能力の機器への入れ替えであれば、既存の電源をそのまま使えることが多いです。現地で分電盤と電源の状況を確認してご説明します。

Q2. 電源の増設にはいくらかかりますか?

5万円から50万円程度が目安です。配線距離、分電盤の空き状況、建物の構造によって変わります。キュービクルの改造が必要になる場合は100万円を超えます。

Q3. 電気工事で工期はどのくらい延びますか?

電源の増設であれば、エアコン工事とほぼ同日に完了します。キュービクルの改造が必要な場合は1〜2日の追加となります。

Q4. ブレーカーが落ちるのはエアコンのせいですか?

エアコン以外が原因のこともあります。冷蔵庫・エレベーター・照明・製造機械などが電気容量を多く使っている場合、建物全体の使用量が上限に近づき、エアコンの起動時に落ちることがあります。この場合、エアコンを修理しても解決しません。

Q5. 古い建物だと何が問題になりますか?

天井裏が狭く作業がしにくいこと、電気容量の余裕が分からないことが挙げられます。また複数の電気工事業者が入っている建物では、どこに何の配線があるか誰も把握していないことがあり、調査に時間がかかります。図面が残っていればご提示ください。

Q6. 業務用エアコンの工事にはどんな資格が必要ですか?

電源工事や照明工事は電気工事士法の対象で、資格を持つ人しか行えません。加えて業務用エアコンでは冷媒配管・ドレン配管を扱うため、電気工事士の資格だけでは工事が完結しません。弊社の代表は1級管工事施工管理技士を保有し、電気工事業の登録も行っております。お客様ご自身での作業は法令違反や事故につながりますので、行わないでください。

Q7. 見積もりは無料ですか?

はい、現場確認と概算のお見積りは無料で承ります(愛知・岐阜・三重・静岡の東海4県)。電気工事の要否と費用も含めてご提示します。

お問い合わせ

エアコンの増設・能力アップをご検討の際は、電気の状況もあわせて確認します。

  • お電話:0120-96-3232(受付時間 9:00〜18:00)
  • 対応エリア:愛知・岐阜・三重・静岡
  • 出張費:東海4県は基本サービス
  • 保証:1年間の作業保証

この記事に関連する施工実績・お客様の声

実際に弊社が施工した事例です。あわせてご覧ください。

監修者プロフィール

大津 広一(おおつ ひろかず)

  • オオツエネルギー株式会社 代表取締役
  • 1級管工事施工管理技士
  • 業務用エアコン業界 15年以上
  • 2025年 業務用エアコン年間販売台数 1,000台

大津社長コメント

「エアコンを直すのは当たり前で、お客様の心も治す。これがうちの考え方です。困っている状況をしっかりお聞きして、最善策を一緒に考えるのが、地域でやっている空調屋の役割だと思っています」

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