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2026.08.25

業務用エアコンの秋メンテナンスと台風・停電対策|冬の暖房トラブルを防ぐ

「夏に効きが悪かったけれど、もう秋だから」——そのまま冬を迎えて、暖房でも効かないことに気づく。

このパターンで冬に修理依頼をいただくケースがあります。夏の違和感は、秋のうちに確認しておくのが正解です。

あわせて、台風シーズンの室外機対策と、水濡れ・停電後の扱いについてもお伝えします。扱いを誤ると、直せるものが直せなくなります。

目次
  1. 結論:夏に感じた違和感は、秋のうちに確認してください
  2. メンテナンスの頻度の目安
  3. 秋に実施すべき点検の内容
  4. 台風前の室外機チェック
  5. 台風・強風による被害のパターン
  6. 水に濡れた場合は、すぐにブレーカーを落としてください
  7. 冬の暖房が効かないと感じる原因
  8. 冬前にお伝えしたいこと
  9. 秋の点検のご依頼
  10. よくあるご質問
  11. 愛知・名古屋の業務用エアコンの点検・台風対策のご相談はオオツエネルギーへ
  12. あわせて読みたい
  13. この記事に関連する施工実績・お客様の声
  14. 監修者プロフィール

結論:夏に感じた違和感は、秋のうちに確認してください

夏に効きの悪さを感じたまま秋を過ごすと、冬の暖房でも同じ症状が出ます。秋のうちの点検で、冬の修理依頼を避けられます。

代表・大津広一の現場ノート

「冷房の効きが悪いと感じたが、もう秋なので深く考えずに冬を迎えて、暖房で運転させてみて、やっぱりダメだという流れです」

冷房で能力が落ちている機器は、暖房でも同じように能力が落ちています。秋に確認しておけば、冬の繁忙期に慌てずに済みます。

メンテナンスの頻度の目安

フィルター清掃は2週間に1回、目視点検は3か月に1回、室内機の分解洗浄と定期点検は3〜5年に1回が目安です。

弊社がお客様にお伝えしている頻度です。

頻度内容目的
2週間に1回フィルター清掃電気代の削減、熱交換器の汚れ予防
3か月に1回目視点検(室内機・室外機)音・臭い・水漏れの早期発見
3年に1回室内機の分解洗浄熱交換器・排水経路の汚れ除去
3〜5年に1回定期点検部品の状態診断、冷媒量の確認

使用環境により頻度は変わります。厨房など油煙の多い環境では、フィルター清掃を週1回に上げる必要があります。

秋に実施すべき点検の内容

室内機の目視点検で汚れを確認し、必要なら分解洗浄を実施します。あわせて音・臭い・動作・冷媒量を確認します。

秋の点検で確認する4項目です。

1. 室内機の目視点検

汚れがあれば分解洗浄(作業料金2.5万円〜、部品代別、出張費別)をお勧めします。夏にフル稼働した後は、汚れが蓄積しています。

2. 音の確認

いつもと違う音が出ていないか確認します。音の変化は部品の摩耗のサインです。

3. 臭いの確認

カビ臭・酸っぱい臭いは、熱交換器の汚れや排水経路のカビが原因です。

4. 動作確認と冷媒量のチェック

暖房シーズンに入る前に、動作と冷媒量を確認します。冷媒が減っていれば、どこかから漏れています。

台風前の室外機チェック

設置場所が強風を直接受けるかどうか、転倒防止措置が施されているかを事前に確認してください。

台風前に確認する3点です。

1. 設置場所は適切か

風をまともに受けてしまう設置状況の場合、他に設置できる場所がないか検討します。

2. 転倒防止措置は施されているか

架台への固定、アンカーの状態を確認します。

3. 転倒・飛散した場合の被害を想定しているか

代表・大津広一の現場ノート

「風をまともに受けてしまう設置状況の場合、設置場所は他にないのか、転倒防止措置が施してあるのか、転倒や飛ばされた時に被害を最小限に抑えられるのかを考えているか、という点が重要です」

室外機の下や周囲に何があるか、飛散した場合に何に当たるかまで想定しておく必要があります。隣接する建物や通行路がある場合は特に重要です。

台風・強風による被害のパターン

強風による転倒・飛散と、浸水による電気系統のダメージが主な被害です。

被害原因影響
転倒・飛散強風を直接受ける設置状況、固定不足機器の損傷、二次被害
配管の損傷転倒時の引っ張り冷媒漏れ
浸水による電気系統のダメージ冠水、吹き込みによる水濡れショート、ヒューズ切れ

雨による浸水では、電気系統がダメージを受けます。 ここからの対処が重要です。

水に濡れた場合は、すぐにブレーカーを落としてください

エアコンが水に濡れた場合は、直ちにブレーカーを落としてください。完全に乾くまで電源を入れてはいけません。

この記事で最も重要な項目です。

手順

  1. すぐにブレーカーを落とす
  2. 完全に乾くまで、絶対に電源を入れない
  3. 乾いた後、動作を確認する

代表・大津広一の現場ノート

「雨など水に濡れた場合は、ブレーカーをすぐに落としてください。完全に乾いてからしか、電源を入れてはいけません」

なぜ電源を入れてはいけないのか

濡れた状態で通電すると、水を介してショートします。 その結果ヒューズが切れ、被害が拡大します。

停電が起きた場合も、その原因が浸水である可能性があります。水の影響でショートし、ヒューズが切れているケースです。

乾いた後の確認

完全に乾いた後、ヒューズの状態を確認します。

ヒューズの状態対応
切れていないそのまま使用できる可能性があります
切れているヒューズの交換が必要です(作業料金1万円〜、部品代別、出張費別)

判断に迷う場合は、通電させる前にご相談ください。 誤った通電で被害が拡大するケースがあります。

冬の暖房が効かないと感じる原因

天井が高い建物では、暖気が天井付近に溜まり、床付近が温まりません。これは故障ではないため、設定温度を上げても改善しません。

冬に多いご相談です。

暖気は上に溜まります

暖かい空気は上昇します。天井が高い建物では、暖気が天井付近に滞留し、人がいる床付近まで下りてきません。

設定温度を上げても、天井付近がさらに暖まるだけで、床付近の体感は変わりません。

代表・大津広一の現場ノート

「冬の暖房で天井が高い建物では、暖気は天井付近に上がって溜まってしまい、床付近は温まっていない状況になりやすいです。設定温度を上げても温まらないというお問い合わせはありますが、故障ではないので、すぐには改善できない場合が多いです」

故障ではないため、修理では解決しません

この症状は機器の故障ではありません。空気の性質による現象です。

対策としては、シーリングファンやサーキュレーターによる空気の撹拌、機種形状の見直し(床置形の検討)などが考えられます。いずれも設計段階からの検討が必要になるため、すぐには改善できないケースが多くなります。

冬前にお伝えしたいこと

冬の状況を想像し、困りそうであれば早めにご相談ください。緊急の修理・工事は価格交渉がしにくくなります。

代表・大津広一の現場ノート

「冬のことをぜひ想像していただき、お困りしそうなら早めに行動をしていただきたいです。今は冬でもエアコンの工事はずっと切れずにありますので、緊急的な修理・工事は価格交渉がしにくいことになりがちです。余裕のある依頼をしていただきたい。それは我々業者にとっても予定を組みやすいので、たいへんありがたいことです」

冬場も工事の依頼は途切れません。 「冬だから空いている」わけではない点にご注意ください。

緊急対応が必要な状況になると、スピードが最優先になり、条件面での相談が難しくなります。秋のうちの相談が、結果的に総額を抑えます。

秋の点検のご依頼

現場確認と概算のお見積もりは無料です。夏の稼働で気になった点があれば、秋のうちにご相談ください。

  • 夏に効きが悪いと感じた
  • いつもと違う音がしていた
  • 臭いが気になった
  • 水漏れがあった

これらに1つでも該当する場合は、冬に入る前の点検をお勧めします。

現地での点検・ガス漏れ調査など作業をともなう調査は別途費用をいただきますが、修理をご依頼いただいた場合は修理費に組み込み、別途請求はいたしません。

よくあるご質問

Q1. 業務用エアコンのメンテナンス頻度の目安を教えてください

フィルター清掃は2週間に1回、目視点検は3か月に1回、室内機の分解洗浄と定期点検は3〜5年に1回が目安です。厨房など油煙の多い環境では、フィルター清掃を週1回に上げる必要があります。

Q2. 秋に点検すべき理由は何ですか?

夏に効きの悪さを感じたまま秋を過ごすと、冬の暖房でも同じ症状が出ます。冷房で能力が落ちている機器は暖房でも能力が落ちているためです。秋のうちに確認しておけば、冬の繁忙期に慌てずに済みます。

Q3. 台風前に室外機で確認すべきことは何ですか?

3点あります。強風を直接受ける設置状況ではないか、転倒防止措置が施されているか、転倒・飛散した場合の被害を想定しているかです。室外機の周囲に何があるかまで確認してください。

Q4. エアコンが水に濡れた場合はどうすればよいですか?

すぐにブレーカーを落としてください。完全に乾くまで絶対に電源を入れないでください。濡れた状態で通電すると水を介してショートし、ヒューズが切れて被害が拡大します。

Q5. 停電後にエアコンを動かす際の注意点は?

停電の原因が浸水である可能性があります。水の影響でショートしヒューズが切れているケースです。水に濡れた形跡がある場合は、完全に乾くまで電源を入れないでください。

Q6. 水没・浸水したエアコンは使えますか?

完全に乾いた後、ヒューズの状態を確認します。ヒューズが切れていなければそのまま使用できる可能性があります。切れている場合は交換が必要です。判断に迷う場合は、通電させる前にご相談ください。

Q7. 冬に暖房の効きが悪いのは故障ですか?

天井が高い建物では、暖気が天井付近に溜まり床付近が温まらない現象が起こります。これは空気の性質によるもので故障ではありません。設定温度を上げても改善せず、空気の撹拌や機種形状の見直しといった設計面での検討が必要になります。

愛知・名古屋の業務用エアコンの点検・台風対策のご相談はオオツエネルギーへ

現場確認と概算お見積りは無料で承ります(愛知・岐阜・三重・静岡の東海4県)。出張費は東海4県で基本サービス、修理箇所には1年間の作業保証をお付けします。

あわせて読みたい

この記事に関連する施工実績・お客様の声

実際に弊社が施工した事例です。あわせてご覧ください。

監修者プロフィール

大津 広一(おおつ ひろかず)

  • オオツエネルギー株式会社 代表取締役
  • 1級管工事施工管理技士
  • 業務用エアコン業界 15年以上
  • 2025年 業務用エアコン年間販売台数 1,000台

大津社長コメント

「エアコンを直すのは当たり前で、お客様の心も治す。これがうちの考え方です。困っている状況をしっかりお聞きして、最善策を一緒に考えるのが、地域でやっている空調屋の役割だと思っています」

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